観
観のレビュー
総合
結論
自分でも処理しきれない複雑な感情に押しつぶされそうになりながら成長していく姿に、いつかの自分を重ねてしまう。
「シンパイ」「イイナ」「ダリィ」「ハズカシ」——大人になるほど深い付き合いになる感情たちだ。
いつから心配ばかりするようになり、挑戦を避けることが当たり前になってしまったのだろうか。
良かった
『インサイト・ヘッド2』は、思春期の感情をテーマにしながらも、大人が共感できる深いメッセージを持つ。
胸を締め付けるような切なさを感じながら、ふと今の自分らしさを考えさせられ、そして、感情たちとの付き合い方を見直すきっかけともなる。まさに、感情をテーマにしたこの映画が、子供だけでなくボクら大人の感情の奥底をそっと揺さぶってくれる。
思春期を迎えた主人公が、自分でも処理しきれない複雑な感情に押しつぶされそうになりながらも、それらの感情たちと共に成長していく姿に、いつの日かの自分を重ねてしまう。思春期というのは、感情の波に翻弄される時期で、何が正解か分からない中で、ただただ感情の嵐に巻き込まれていくわけだが、その姿がリアルに描かれている。
「シンパイ」「イイナ」「ダリィ」「ハズカシ」といった今回登場する感情たちは、供から大人への転換期において、私たちが獲得していく感情だが、大人になるにつれて、これらの感情たちはますます私たちと深い付き合いになっていくことを、ボクたちは知っている。
「シンパイ」は、嫌なことや失敗を避けるために、絶えずせわしなく動き回る新しい感情たちのリーダーだ。物語の起承転結をコミカルに起こしていくわけだが、ふとボクらは「いつから心配ばかりするようになり、挑戦を避けることが当たり前になってしまったのだろうか」と考えさせられる。
感情たちが主人公の成長を支える姿を通じて、私たち大人もまた、感情をどう受け入れ、どう向き合うべきか、そして自分らしさとは何かを考えさせられる。子供向け映画の枠を超え、大人たちにとっても深く刺さる作品だ。
採点
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