物
観のレビュー
総合
結論
田中宏のヤンキー漫画の実写化。公開前の試写会で観た。
アイドル主演の映画は期待して観るものではないと思っている派。その期待が良い意味で裏切られた。
脇をしっかり固める役者たちも相まって、徐々に引き込まれていく面白さがあった。
良かった
引っかかった
田中宏のヤンキー漫画の実写化映画『BADBOYS』を公開前の試写会で観ることができた。
箱推ししてるJO1から豆原一成が主演に、そしてINIから池崎理人が助演と、正直それを目的に観にいったようなものだけれど、個人的にはアイドル主演の映画はあまり期待して観るものではないと思っている派。ファンだけが喜ぶようなただのプロモーションムービーで”映画”になってないようなものも多いからだ。
だから正直なことをいえば、豆原一成と池崎理人が観たかっただけで(実際に二人はめちゃくちゃかっこよかった)、映画の内容に期待をしていなかったといえば事実なわけで。でもその期待は見事に良い意味で裏切られた。もちろん原作の良さもあるとは思う。それ以上に二人を含めて、良い役者たちがしっかりと脇を固めていることも相まって、徐々に引き込まれていく面白さがあった。
単なるヤンキー映画としてのアクションやド派手さだけに留まらず、「自分の信じるものに、どれだけ不器用にでも立ち向かえるか」という硬派さも伝わるストーリーの良さがあった。それぞれのキャラクターが、いわば昭和のヤンキー的な雰囲気を醸しつつも、古臭さを感じすぎることのない「自分」を押し通そとするかっこよさを持っている。一人一人のキャラクターがしっかりあった。
個人的には、豆原一成と池崎理人を観にいったのだが、脇役をしっかりと演じ切った岩永丞威のファンになってしまった。直感的に相当いい役者だとビビッときたので、これから追いかけていきたいと思う。
「仲間が俺を強くした」というキャッチコピーは、ヤンキー漫画らしい暑苦しい物語そのものをしっかり表しているが、ある意味ではコロナ禍を経て、人間関係を深く踏み込むことのなくなった現代人において、学ぶべき点なのかもしれない。誰かに夢を笑われようが、批判されようが、「それでもやる」と言える奴が一人でもいて、こいつならやれるかもしれないと信じ、後押しする仲間がいる。そのためにこそ、最初の一人になる自分を信じる勇気を。その“誰か一人”の背中を、真っ正面から映し出してくれた映画だった。
面白かった。公開されたらもう1度映画館で観たいと感じるほどに。
採点
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